近頃、どこのスーパーに行っても野菜が高いですよね。
数年前に比べると、２倍近くになっているものも…。
でも、この野菜の値段が高騰する中でも、なかなか値上がりしにくい野菜があることをご存じですか？
それは、きのこです。
きのこは、年間を通して需要があることや、天候などの影響を受けにくいことから、価格変動が起きにくい野菜とされています。
さらに、きのこはダイエット中にも適している、ヘルシーで栄養価の高い食べ物です。
ここでは、きのこの栄養や、栄養価がアップする保存方法を紹介していきます。
きのこの栄養
しいたけ
鍋物にも出演率の高いしいたけ。
含まれる主な栄養素としては、
ビタミンD：骨の健康をサポートし、カルシウムの吸収を助ける
食物繊維：腸内環境を整え、便秘予防に
レンチナン：免疫機能を高める
まいたけ
天ぷらや炒め物にしても美味しいまいたけ。
含まれる主な栄養素としては、
βグルカン：免疫機能を強化し、抵抗力を高める
ビタミンB群：エネルギー代謝を高め、疲労回復の効果
カリウム：高血圧を予防する
えのき
味噌汁やバター炒めなどでも美味しいえのき。
含まれる主な栄養素としては、
ビタミンB１：エネルギー代謝を助け、疲れにくい体に
食物繊維：腸内環境を整え、便秘予防に
アミノ酸：体の機能をサポートする
しめじ
カレーやシチューに入れても美味しいしめじ。
含まれる主な栄養素としては、
ビタミンD:骨の健康をサポートし、カルシウムの吸収を助ける
ナイアシン：皮膚や粘膜の健康を維持
鉄分：貧血予防
栄養価アップ！冷凍保存の仕方
きのこは、正しい保存法でも、冷蔵保存で約１週間程度。
しかし、冷凍保存の仕方を覚えると、それが約１か月に伸びるだけではなく、
冷蔵保存したときに比べて栄養価がアップするのです。
しいたけの冷凍方法
①汚れを取り除き、石づきを落とす
②小さく切ったり、薄切りにしたりする
③小分けにして冷凍する
まいたけの冷凍方法
①汚れを取り除き、手でほぐす
②食べやすい大きさにする
③小分けにして冷凍する
えのきの冷凍方法
①底の部分を切り落とす
②好みの大きさに分ける
③小分けにして冷凍する
しめじの冷凍方法
①石づきを切り落とす
②小房に分ける
③小分けにして冷凍する
いかがですか？
冷凍方法としてはシンプルで、すぐにできそうですよね。
きのこの冷凍方法は基本的に共通しています。
余分な汚れを落とす
食べやすい大きさに切る
小分けにして冷凍する
美味しく食べるために注意するポイント３つ
①水分や空気が入らないように
きのこは水で洗う必要はありませんが、冷凍する際にフリーザーバッグに水が入らないように注意してください。
水分が入ると、使うときに水っぽく感じる原因となります。
また、空気を抜いてから冷凍するようにすると、酸化を防ぎ、風味を損なうことなく食べることができます。
②解凍せずに使う
①と同様、水っぽさを感じてしまうだけでなく、うま味や栄養が流れ出てしまいます。
基本的には、冷凍したまま使用してください。
③小分け冷凍
冷凍するときは、一度に使う分に分けて冷凍するようにしましょう。
まとめて冷凍し、使うたびに冷凍室から出すと、その分品質が落ちてしまいます。
野菜の冷凍に、「再冷凍」は禁物なので、あらかじめ小分けにしてから冷凍するようにします。
おわりに
きのこは栄養価が高く、価格も高騰しすぎない「いいことづくし」の野菜です。
冷凍術を活用すれば、フードロス防止や節約にもなりますし、
何より、冷凍した方が栄養価がアップするのです。
体にも、お財布にも優しいきのこライフを手に入れましょう！
コメント